「虚構演劇」の脚本

新作の脚本「虚構演劇」を、ひっさびさびさに書いたのですが、思えば長い道のりだったのです。


すべては去年はじまりました。

大曽根くんや、ぴのさん(あとのまつり)、たつぽん(イシダタツキ)などと、たまーに会う機会があり、会うと必ず“芝居したいねー”という話題になるのですが、なかなかそれ以上の話には進まずでした。


2017年8月、海人(今井梢平)さんと会ったときに、

私「脚本書くのはひとりでできるんだけど、まとめ役がいないからなー」

海「じゃ俺がやりますよ!(ほろ酔い)」

ということで、海人さんから「キャストとか場所とか考えずに、トキさんが書きたいと思う本書いてまてくださいよ」という依頼のもと、書きはじめたのです。つまり去年8月から書きはじめたのです。


で、10月。うにメンバーがひっさびさに全員集合する会があり、そのときの“お土産”としてこの脚本を持って行ったのです。これが第一稿。

その本をもとに、キャスト、会場などが決まっていき、その場所やキャストに合わせての直し、最終調整などなどがあり、結果として完成したのが1月中旬。


長いかった。。。


っていうか、久々に書くということで、書き方忘れてた。

そして、それが面白いのかどうか自分で全然わからないという。。。

テーマは虚構について。タイトルにもあるけど。そしてお得意の時間軸をいじりまくる構成と、ひとつを多角的に見たりする構造。バカなギャグ。濃いキャラ。パンツ。などなどのある意味集大成のような内容。


どーなんだろ?と思っていたのですが、読み合わせしたメンバーからは、かなりの好反応。どーやら面白い本になってくれたようで、とりあえずは安堵。


うに好き、何度か来られたことある方も、初めての方も必ず楽しめるものになっております。

絶対面白いお芝居ですので、是非お越しください!(自分が出ないので、大風呂敷を拡げております)。


虚構演劇は、3月3日(土)と4日(日)。

大阪は宗右衛門町にあるロフトプラスワンwestさんで行われます!

前売りは2000えん!+ワンオーダー。

ライブハウスですからねー。


詳しくは公式サイトか、「劇団ウンウンウニウム」で検索を!


嘘つき劇

演劇とは、舞台上で嘘をつくことである。


という考えには賛否あるかと思いますが、ある意味理解できるところがあります。

演技をする、が、ウソをつくの別表現で使われたりするわけで、演技って結局ウソで、物語もフィクションでつまりウソで、ウソをもっともらしく見せるのが演劇と言えるかもしれません。

舞台上、全員が申し合わせたように、台本通りにウソをつく。

例えば例えばですよ。そのなかで、ひとりだけ本当のことを言ってる人が混じったら、舞台はどうなっちゃうんでしょうね?

ウソをついてるのが、舞台上の役者だけではなく、会場にいる観客全員がウソをついたら、それはもはや本当になったりしませんか?

ウソをつくのがノーマルな演劇で、逆に「ウソつき劇」と言われるのがあるとすれば、それは本当の話ということでは?


演劇は虚構がデフォルトなのに、わざわざ「虚構演劇」というタイトルなのはなんでだろ?

食べ物果物。みたく当たり前というか、食べれる食パン。みたいに、なんだそりゃ。的な。だからこそ逆に考えてしまう。


当たり前に使ってきた“虚構”ってなんなんだろ?“演劇”ってなんだろ?そんなゲシュタルトを崩壊させる、再分解演劇。まさに劇団の再起動にはふさわしい内容なのではないでしょうか?どうでしょうか?そうでもないでしょうか?ごめんなさい!


地獄の三兄弟

私はいろんな脚本を書きましたが、三兄弟という設定をきちんと書いたのは初めてです。


「虚構演劇」と登場する三兄弟。


すなわち、

長男、イシダタツキ

長女、大盛り桂子

次女、藤白奏


濃いよ。この三兄弟。

けどなんか理解できるよ、この三兄弟。


最初は全くそんな設定ではなかったのですが、脚本がいろいろ変更していくなかでこの三兄弟は生まれました。


「虚構演劇」の物語で鍵を握るある人物。第一稿では男性で、イシダはその友人、大盛りはその恋人役でした。けれども第二稿でキーマンが女性、藤白が演じることになり、大盛りが恋人だとおかしいので、姉妹になりました。そして第三稿では藤白とイシダが仲良しというのが違和感があり、こちらも兄妹の設定が加えられ、この三兄弟となったのです。

転んでもタダでは起きない。設定変えるなら前より絶対面白くすると意気込んで書きましたが、結果としてこの三兄弟は当たりだったと思ってます。だって、面白いもん。


うに芝居の兄弟でまず思い出すのは、「銭湯が戦争です」の山盛、一色が演じたオガミ姉妹。あの姉妹も面白かった。「その日、主人公が死んだ。」でも初演では大曽根とまりりんが、再演ではイシダとmiccoが腹違いの兄妹を演じてました。実は大曽根とまりりんは「かかって恋!」内でも“バカ兄弟”というコントをやっていました。その他、コントではいろんな阿呆な設定の兄弟が登場しましたが、ちゃんとした三兄弟は初です。


なんか良いナと思いました、ということでまた三兄弟という設定出したいと思います。


さてさて、この「虚構演劇」に登場する三兄弟はどんな活躍をするのか、そこらも是非注目して見ていただけると幸いです。

舞台上でスカイラブハリケーンが炸裂するかもしれませんよ。



推敲とは推と敲するコト

とりあえず脚本係なので、脚本の話が多くなるんですが、脚本書くなんて誰でもできるんですが、大事なのは推敲だと私は思っています。


推敲できることが脚本係の最低限必要な能力やと思いますし、どんだけ独創的な話書けても推敲できなければ糞です。編集できてない映画です。編曲されてない音楽です。チューニングされてないレースカーです。


いろんな劇団のお芝居を見て、明暗をわける要素のひとつだと思いますし、全然推敲できてない脚本を上演する芝居は限りなく素人っぽく見える気がします。


私はお笑い好きなので、お正月ネタ見せ番組などをよく見るのですが、上手いお笑い芸人さんは同じネタでもちょっとずつ変えてきます。けれどもすぐ消えるようなお笑い芸人さんは全く同じネタを全く同じように繰り返します。つまり上手い人たちはいろんな劇場でネタを磨き、どんどん精度をあげていってるんです。


一方、演劇。全く同じことをその公演期間繰り返す。そーゆーのヤだ!どんどん変えていきたい!けどそんなロングラン公演でもない。じゃ、どうするか?練習→修正→練習→修正で精度をあげていくしかない。

ならばその前段階の脚本で推敲に推敲重ねて精度をあげておいた方が良いに決まってる。

いっぺん書いたものを、また書き直すってのは、実はめちゃめちゃ嫌なんですが、その嫌な気持ちを、次書き直したらもっと面白くしてやんねん!というエネルギーに変えて、しこしこ推敲してるんですよ、実は。


東京公演の「もし全ての女の子が日記をつけていたら」は再演なのですが、もはや全然別の話になってます。精度はあがっています。

大阪公演の「虚構演劇」は、私が10年書いてきた脚本の集大成のような内容です。恋、友情、裏切り、笑い、涙、科学、夢、希望、感動、すべてが詰まっています。詰めようとしています。ごめんなさい、うそです。そんなの全然入ってません。相変わらずな感じです。



山に登るということ

芝居をつくるということは、山を登るということ。


前人未到の山だったり、知った山だったり、どれくらい高いかも、どれくらい険しいかも麓からはわからず、とにかく登るのです。道なんてありません。ある程度登った先が崖だったら、かなり下りて違うルートを探すとかしょっちゅうです。


とにかく、まず私がハァハァゼイゼイいわして、頂上まで登りましたよ。けどこれで終わりじゃないです。一回降りて、登山道を整備して、団員全員がちゃんと頂上まで登れるようにしなきゃいけないのです。


緩やかな道、中にはロッククライミング、いろんな道を団員にも登られせ何とか全員を頂上まで、それでもまだ終わりませんよ。


次は観客の皆さんが安全に登れるように、団員総出で登山道の整備です。ここは危険だから柵を、ここらで疲れるから休憩所を。この作業が重要。


そーすることで、やーっと、ひとつの山がひとつの芝居が完全するんです。



はい!

今回、2つ同時に山登ります!!!


全ての演劇の基本は二人芝居である

会話劇。

会話することで物語が動き始める。

「もし全ての女の子が日記をつけていたら」は、三人芝居ですが、一番基本にあるのは二人芝居の会話。

まーこ、みげー、ユリという三人の登場人物。

まーこ、と、みげーの会話。

みげー、と、ユリの会話。

ユリ、と、まーこの会話。

それが基本型になってます。勿論、三人で会話するシーンもありますが、こと演劇の基本というのは、二人の会話だと思っています。

二人が会話しているだけで完結する芝居は、もっともシンプルでキレイだとも思います。

二人がトークするだけの番組、漫才、コントなどいろいろありますが、やっぱり面白いし、私はとても好きです。

会話の面白さ。それをなんとか最大に表現したい!というのは、芝居を作っていて、そのテーマのひとつです。


虚構対現実

シン・ゴジラのキャッチコピーです。

虚構対現実。


23回公演「虚構演劇」は、虚構対現実ではなくその逆です。現実対虚構。


ゴジラでは、虚構側(敵側)がゴジラだったわけですが、虚構演劇では現実の方が敵になります。

シン・ゴジラでは328名の豪華キャストらしいですが、こちらは7名! 47分の1のスケール! シン・ゴジラの総製作費は15億、うちらは、、、ま、負けてはおりません!!!負けてないんだからね。


はい。

そんなワケで、全然ゴジラと関係ない、「虚構演劇」ぜひ、お越しください。



劇団ウンウンウニウム10周年記念
第23回公演『虚構演劇』

■脚本
トキータ・メンバッカ

■出演
今井梢平、あとのまつり、イシダタツキ、大曽根クルール、藤白奏、大盛り桂子、井上江里子

■日時
⚫︎3/3(土)
OPEN14:30 / START15:00
OPEN18:30 / START19:00
21:00〜劇団員と乾杯!(自由参加)

⚫︎3/4(日)
OPEN10:30 / START11:00
OPEN14:00 / START14:30
OPEN17:30 / START18:00
20:00〜劇団員と乾杯!(自由参加)

■値段
前売り ¥2000+1オーダー
当日 ¥2500+1オーダー


■会場

ロフトプラスワンwest




劇団ウンウンウニウム本格再起動

劇団ウンウンウニウム10周年

2018年3月3、4日の東京大阪同時公演にむけて、ほんっかく的に動き始めたメンバーですよ。


ブログもちゃんと書くようにするよ。

写真もなるべくアップするよ。

多分ね。


東京では、

山盛まも、やまださくらこ、トキータ・メンバッカ、吉井沙江、高嶋未由のメンバーが、


大阪では、

今井梢平、あとのまつり、イシダタツキ、大曽根クルール、藤白奏、大盛り佳子、井上江里子のメンバーが、動いております。


ちなみに東京と大阪で全く違うお芝居やります。

東京では「もし全ての女の子が日記をつけていたら」

大阪では「虚構演劇」というお芝居です。


どんなお芝居なのかは、追々書いていけたらいいなぁという希望的観測はあります。



劇団ウンウンウニウム10周年記念

今年はうににとってメモリアルイヤーなので暴れまわるつもりです。

その第一段として、東京大阪に同時に公演かまします!


3月3日〜4日の2日間、大阪では第23回公演「虚構演劇」。東京では同日に第24回公演「もし全ての女の子が日記をつけていたら」を上演いたします!


劇団員、みなその準備のために、わちゃわちゃ動きまわっておりますよ〜。


久しぶりにDVDを見返してみる

新作の脚本を書くにあたり、

久しぶり過ぎて書き方忘れてしまっていたので、過去公演のDVDなど見てみましたトキータです。

そして他人の劇団の公演のようにゲラゲラ笑って見てました。

いやー忘れてる忘れてる。


今まで全22回公演をして、


長編15回(うち再演1回)

短編集7回


よぅやりましたわ。。。



見直してて気付いたんですが、ほんとたまーーーに、同じキャラが出てきてるナーって。

数えてみました。


・マチル田マチコ

・ニシヤマミノリ

・南森町子


この三人だけでした。


マチル田マチコは、『さよならカルボナーラ』で端役でしたが、『北堀江探偵ビルディング』ではほぼでずっぱりになってました。


ニシヤマミノリは、『銭湯は戦争です』で準主役。そして続く短編集『でもだとしてもしかしなぜ』の一編に登場。ちなみに父親もいます。


南森町子は偽名で本名不明なんですが『南森町子の災難』で主役。『戦争が戦争です』にもイチ登場人物して普通に出てきます。


あっ、じゃ、『でもしか』と『南森町子』と『銭湯は戦争』の世界線は共通なんだーと、改めて思ったりしました。


同じ作者の小説とかでも、なんかこーゆーことあると、ニヤリとしちゃいますよね。



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